おかげさまで4月4日〜6日の全日程とも満席となった「第3回骨董で楽しむイタリアン」。
多くの方を断腸の思いでお断りするほどたくさんのお問い合わせを頂きました。そこで感謝とお詫びの気持ちを込めて最後にもう一回だけ、気軽なバール形式で開催します。題して「骨董で楽しむアペリティーヴォ」。三嶋さんが福岡に帰る前日、今回お嫁に行きそびれた器たちを撤収・梱包する4月8日(火)の夕刻16時〜21時くらいまで。お夕飯前にちょろっと小一時間覗きにくるだけでも、あるいは会社帰りにさくっと寄るだけでも、もちろん長っ尻の方も大歓迎。アペリティーヴォの形ですが、お酒類やおつまみだけでなくパスタやちょっとしたお料理もご用意する予定です。骨董とのおつきあいは出会いがすべて。段ボールに詰め込まれてしまう前に、あなたとの出会いを待っている器があるかもしれません。どうぞお見逃しなく。

会費:¥1.000
時間:4月8日(火)16時〜21時くらいまで開放してますのでお好きな時間にお越しください。
お問い合わせ、お申し込み:当HPのcontattiメールフォームにて。初めての方には別途場所のご案内を差し上げます。

*定員は設けておりませんので、拙宅にいらしたことがある方は特にお申し込みは不要ですが、大体の人数を把握したいので、ご一報いただけますと幸いです。

2014年4月4日・5日・6日 「骨董で楽しむイタリアン」参加者募集のお知らせ

リストランテ・リッツの料理教室に、福岡在住の器コーディネーターで骨董商の三嶋亜希子さんをお迎えして、骨董の器でイタリア家庭料理を味わう「骨董で楽しむイタリアン」。ご要望にお応えして、桜前線とともに再び三嶋さんが九州からやってきます。

イタリア各地のマンマ直伝の料理を一緒に作り、プロの目利きで選んだ骨董の器に盛りつけ、全員でフルコースの食卓をわいわい囲みながら骨董のいろはも学べてしまう。つまり、料理教室であり骨董教室でもありながら、実は宴会でもあります。料理が苦手でも、骨董の知識がなくても、興味のある方ならどなたでも参加できます。お気軽にどうぞ。

日時:
①4月4日(金)②4月5日(土) ③4月6日(日)いずれも午後2時〜
(終了時間は未定。できれば後に予定を入れずにおいでください)

場所:拙宅「リストランテ・リッツ」
(東京都目黒区。参加者に別途詳細をご案内)

参加費:5,000円(飲食代込み)
申し込み・お問い合わせ:
当HPのContattiお問い合わせフォームにて。メール(ritsuko.yamanaka@dentsu.co.jp)でも受け付けます。
九州といえば磁器や陶器、そして骨董の宝庫。福岡郊外の山里に一軒家を構える三嶋さんは、加えて山の草木など自然のモチーフを利用したテーブルコーディネートも得意としていて、季節感あふれる三嶋流演出がマンマの味をいっそう引き立てます。ちなみに気になった器があればそっと裏を見て頂き、プライスシールが貼ってあるものはその場でご購入頂ける商品。マンマの料理に、日本の骨董に、テーブルコーディネート。当日体得したすべてものは家に帰ってから丸ごと再現できるというわけです。

ところで、敷居の高いはずの骨董になぜイタリア料理が合うのか。それはひとえに私の料理が決して高級でおしゃれなイタリアンではないからかもしれません。私が常々大事にしているのは、イタリア各地の肝っ玉マンマたちに習った愛情いっぱいの田舎料理を、そのまんま再現して皆さんにお伝えすること。そこには、私たち日本人が忘れかけていた古き良き日本の原風景と同じ匂いがあります。どこか懐かしくて優しい味わいがあります。イタリアの家庭に脈々と受け継がれてきた郷土料理だからこそ、100年前の日本の食卓で活躍した器に合わないはずがないのだと思います。
とっつきにくい骨董の敷居を一気に低くしてしまうのも、イタリア家庭料理だから成せる技。素朴で気取らないマンマの料理とワインが絶えない賑やかな食卓を囲むうち、気がつけば手にしている骨董の器たちもぐっと身近な存在になっているはず。そして「イタリアの食×日本の美術」という組み合わせを架け橋に、二つの国の美意識や精神性の共通点を、よりいっそう、そしてたくさん感じることと思います。

 

前回の写真など詳しい報告は、先の「2013.11/9.10【Accademia in Cucina】骨董で楽しむイタリアン、盛会報告」をご覧ください。
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