2009年03月14日(土) 第2回「切り立てパルミジャーノとそのレシピ」@日伊協会

昨年2月に引き続き、今年も日伊協会でPIATTI岡田さんとコラボレーション。
第2回「切り立てパルミジャーノとそのレシピ」
(第一回目の様子はコチラ→ http://ristoranteritz.blog92.fc2.com/blog-date-20080223.html

今回も、パルミジャーノをふんだんに使った料理を紹介すべく、50人分の試食をご提供。
「カボチャのトルテッリ」
「ポルペッテ(イタリア風肉団子)とグリーンピースのトマトソース煮込み」
「簡単バジルのパスタソース」

おかげさまで昨年に引き続き大入り満員。生暖かい風と雨が吹き荒れる天気にもかかわらず、たくさんの方においで頂けたのは、もちろん、パルミジャーノ・カットの魔術師、PIATTI岡田さんの求心力です。
いくつもの厳しい基準をクリアして初めて「パルミジャーノ・レッジャーノ」と刻印されるわけですが、しかし、その味わいは一つひとつ微妙に、でも確実に違う。たとえば原料となる牛の乳の成分によっても、チーズの味に歴然と差がでる。考えてみれば当然のことだけれど、しかし、どんな牛が、どんな季節のどんな草を食べているか、そこまでさかのぼって製品を考えたことが、私たちにあるでしょうか。

パルミジャーノやプロシュートといった世界に誇る一流ブランドも、支えているのは実は「農業」そのもの。
すべての食製品が「大地」と直結している、それが、イタリア食産業のすごいところ。

こうして岡田さんの話を聞くたびに、パルミジャーノを通してイタリアの食に対するこだわりや誇りが見えてきて、ああ、やっぱイタリアって、イタリア料理って、懐深いよなーと、毎度イタ馬鹿魂を磨かれる思いがします。

特に今回は、岡田さんが初めて直接個人輸入を果たした生産者の「ミッレジマート」が初めて公の場にお目見え。生産者が、産後100日以内の牛だけのお乳にこだわって作った、栄養分がぎゅぎゅーっと凝縮された一級品。
お味の方は、ピリピリ感が微塵もなく、どこまでも芳醇で豊かな風味。
うん、うん、まさに、「母の偉大さ」を感じるような味わい。すっかり虜になりました。