今や、私よりだけでなく長男にとっても「故郷」となったボローニャへ早くも里帰り。
春の留学の経験を生かし、新たに彼が考えたプロジェクトが実現することとなり、ボローニャの校長先生と、その打ち合わせもかねて。

後半は、オリヴィエートのUmbria Jazz Winter へ。
Umbria Jazz といえば夏のPesaroがあまりにも有名だけど、冬の会場は、ここOrvieto。これだけ何度も来ているOrvietoだけど、たくさんの人で寒さを引き飛ばすほど熱気にあふれた街は、これまた新鮮。
ジャズは兄の趣味だけど、暴君8歳児も意外と辛抱強く、よく付き合ってくれました。





3ヶ月の留学を終えた息子を迎えにいく旅。今度は次男も連れて。
私が東京で、余計な心配しながら過ごした3ヶ月の間、15歳の少年は、こんなにも大きな大人になってしまったのかと、頼もしいような、寂しいような。
「イタリアによこして、本当に良かったわね。今なら、母として自分が決めたこと、間違ってなかったと思えるでしょ?」と、ボローニャの人たちに言われて、ますます涙。ただただ感謝。

長男が、中高のできるだけ早いうちに、大学受験のことを考えなくてはいけなくなる前に、イタリアに留学したいと言い出したのはちょうど一年前。
こういう思考に子供を導いてしまったのは、明らかに私の責任だし、十代半ばの未成年を一人で海外に、しかも未成年に関する親の責任をものすごく問う国であるイタリアに送り出すことは、かなり迷ったし、勇気もいったし、今だに本当に良かったのか自問自答しているけれど、多感なこの時期に、本人が自分の意思で何かをやりたいと思ったことは、大学入るまで我慢しなさいとか、日本でもできるでしょ、といった代替案ではなくて、その時にそのものをやらせてあげてこそ、本人の潜在的な力を最も花開かせることができる、ということは、50年生きてきた自分が、後悔も含めて身をもって痛感していることでもある。
未成年の単身渡航者にビザのおりない国ゆえ、とりあえずの3ヶ月留学。それでも息子の望みを叶えるために、実に様々なイタリア人と日本人の方が、惜しみない強力をしてくださり、彼にとって最もベストで、恵まれた形での環境が整ったこと、まずはすべての人に感謝の気持ちしかない。

未成年ゆえ、おくりも迎えも、親の同行が必要とあって、私もくっついていく。あんまり長く一緒にいても別れが辛くなるので、後半は、えいやっと、後ろ髪をバッサリ切って、実に17年ぶりの「ソロ・イタリア」を楽しむことにした。
楽しむといっても、一人でイタリアなんて、まだまだこの先なかなかやってこないチャンス!と、つい欲が出てしまい、バルサミコの勉強に、オイルの勉強。最後はオルヴィエートにて一週間の集中講座で、U.M.A.O.オリーブオイル鑑定士セミナーを受講、無事に取得しました。
二週間、次男と留守番してくれた家人にも感謝せねば。

Sardegnaの我がゴッドマザー、Paolaとその一族の住むTortoli’という小さな町へ。車がないとだどりつけないような場所ゆえ夫抜きの母子旅で訪れたことは一度もなのだけど、Paolaの長女で、私の姉のような存在であるCarmenが、「旦那さんいないなら、私と娘のベッドルームを空けてあげる。親戚のうちの来るつもりでいらっしゃい」と言ってくれたので、図々しくお邪魔する。カリアリに深夜について、市内のB&Bで一泊した後、移民やヤンキーに混ざって長距離バスに乗って、いざTortoli’へ。長旅の果てにバス停で彼らの姿を見たときは、さすがに涙が出そうになった。
その後は、まるで実家で過ごす夏休み状態。子供達は「おじさん」「おばさん」「いとこ」たちと海で遊び、私はCarmen, Paolaとほぼ一日中台所で過ごす日々。

2月頭は、中学の受験休み期間のため長男にとっては貴重な連休。でも今年から小学校に上がってしまうと次男にとっては普通に登校日。というわけで、この受験休みに兄弟連れてどこかに行かれるのは、次男の保育園生活も最後の今回しかない!ということで、行ってきました。母子でイタリア。今回は料理以外に、もうひとつ、長男にとって大切な目的がありました。その話はうまく行ったら、きっと来年の今頃、実現する予定です。