6月12日(土)、京都イタリア倶楽部主催「ボローニャフェスタ」にてボローニャ料理教室を開催しました。
ボローニャ在住Franco Cogo の描く「ボローニャの家」。
そのどこか懐かしく素朴な世界を、イタリア随一の美食都市ボローニャの郷土料理を通じて体験する、ボローニャフェスタ。

夜の部は、フランコの絵に囲まれて、エノテカバール「レプロット」にて毛利シェフの手による郷土料理を着席スタイルにて満喫。 

一方、昼の部は、私、山中律子の関西初の料理教室。
ボローニャの代表的な伝統料理を、26名の参加者のみなさんとともに一から手作り。中でも手打ちパスタ・トリテリーニは、生地はもちろん中身の具も、スープも一から手作りの大作業。毛利シェフに全面的にバックアップ頂いた確かな食材を裏切らぬよう、またイタリア倶楽部の会員のみならず近県から駆けつけてくださった方や、本場のマンマの味を知る在日イタリア人の参加者など、皆さんの期待に添えるようにと冷や汗だらけの4時間でしたが、皆さんのやる気とご協力のおかげで、ボローニャの息吹をたらふく堪能して頂くことができました。

MENU
「Tortelliniトルテッリーニ」
「Arrosto di pollo 鶏のオーブン焼きレモン風味」
「Panna cotta Bolognese ボローニャ風パンナコッタ」

*イタリア倶楽部本部 http://www.club-italia.jp/

今回イタリア倶楽部では、同氏の絵をすべて、エノテカバール「レプロット」店内に約一ヶ月間展示し、レストランギャラリーという試みで紹介。その最終日の夜に、毛利シェフの手による、前菜からドルチェまでのボローニャ料理のフルコース・ディナーを開催しました。しかしこれ、正確に言うと、「ボローニャ」料理ではなく今回の個展のテーマである「ボローニャの家」料理のフルコース。なんと、店内に飾られている絵のタイトルがすべてそのまま前菜、プリモ、セコンド、ドルチェのタイトルになっているというサプライズでした。一枚一枚の絵の世界を、見事なイマジネーションで再現された一皿一皿は、まさにイタリア料理の域を超えた芸術品。

Bravo!毛利シェフ。

エノテカバール 「レプロット」(http://www.leprotto.com/

尚、Franco Cogoの「ボローニャの家」は2004年末まで、イタリア倶楽部提携ギャラリー「青い風」にて常設展示しています。

*毛利シェフは現在レプロットを閉め、「リストランテ美郷」http://mrmd.co.jp/misatoの料理長として腕をふるってらっしゃいます。