12月10日(日)。おかげさまで、新クチーナになってから二度目のクリスマスを迎えるristorante-ritzのテラスには、小さいながらもクリスマスツリーが登場。買ったばかりのモミの木は、息子にオーナメント(なぜかぬいぐるみまで)をかけまくられ、すべての枝先がビヨヨ~ン、ビヨヨ~ンと垂れ下がったちょっとかわいそうな風貌ですが、ネオンを点けると、やっぱり本物のモミの木はいいなと、思ってしまう温もりがあるものです。

さて、今回のアッカデミア イン クチーナ~お台所でお勉強~は、CampanulaMayaの廣田麻弥先生をお迎えしての、クリスマスリース教室。テラスのクリスマスツリーの横にアラジンストーブを設置して、ガラス屋根越しに差し込む冬の太陽光の下、なんと生のお花をアレンジ。白いデンファレや金色のオーナメントをあしらう麻弥先生ならではの“清楚なのにゴージャス”なセンスに、参加者6名それぞれの趣向がプラスされた個性的なリース作りに熱中しました。

その間、部屋の中では、最初に皆さんで下ごしらえした料理の仕上げを、わたくしめが担当。イタリアのクリスマス料理とくれば、まずはコレ!著書のタイトルにもなったトルテッリーニです。年に一度しか作らないのは、クリスマス料理だからでもあり、年に一度しか作れないほど手間がかかるという説もあり。というわけで、その他のメニューは、簡単レシピ満載でしたが、前菜 (Bagna Cauda)も、鶏料理(Arrosto di pollo con limone)も、ケーキ(Ciambella)もイタリアの冬を代表するメニュー尽くし。

テラスのテーブルにずらりと並べた6つの大きなリースを眺めながら、ワインもどんどん進み、途中からは年忘れおしゃべり大会と化した今回のアッカデミア。終わってみたらとっぷりと日が暮れて、テラスのツリーのネオンだけが、黙々とついたり消えたりしていました。

Buon Natale!